第5回男の書道『侍魂』【毛利元就編】〈2021/5/23〉

安芸国(あきのくに:現在の広島県西部)の国人領主から、中国地方全域を統一した戦国時代の豪傑で
権謀術に長け、稀代の策略家としても有名な武将です。
居城であった郡山吉田城址と厳島の戦いの舞台となった宮島で取材してきた記事をまとめて資料にし、それを元に談話を楽しみながらの男の書道!
知将と言われ、非常に頭がよく戦略家だった元就は、数多くの名言を残しています。

『三本の矢』
3人の息子を呼び寄せて、1本の矢では簡単に折れるが、3本纏めた矢は、容易に折れないことから、「兄弟3人が仲良く結束して毛利家を守って欲しい」と告げたというお話。
元就が子供の教育に熱心だったことが伺えます。そのかいあって、毛利家は戦国時代から幕末に至るまで家名を保ち続けたのではないでしょうか✨




『百万一心』
毛利元就が郡山城の築城の際に、人柱に代えて一日一力一心の大石を鎮めたという石の拓本を基にした石碑の文字。これは一日一日を、一人一人が力を合せて、心を一つに協同一致して事を行うことを教えたものと言われています。
一日一力一心とも読めるように書かれた優れもの。
行書体の他に隷書体でも挑戦。
今回の半切1/8作品は、『厳島の戦い』。
難しい文字でしたが、皆さん真摯に手本と向き合い、素晴らしい書きっぷりでした👏
少し暑くなってきましたので、2人とも涼しげな色合いのお着物で、ネイルも、水軍=海のイメージから、ブルー系に統一となりました♡
次回は、
6月12日土曜19時〜20時半
テーマは、
『石田三成&大谷吉継』
初のジョイント企画は、敦賀と彦根で取材。関ヶ原を共に戦った2人の固い友情にスポットライトをあててみました。
乞うご期待!
皆様のご参加を楽しみにしています。

書家 岡本翠華

日本の伝統文化である「書」の魅力に魅せられて、未熟ながらも書道の可能性を追求すべく日々精進しております。

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