第15回サロン『美・彩書』桃の節句〈2020/2/8〉

2月の書道サロンレッスン〜美*彩書〜

縁起のいい菱餅に見立てたサンドアレンジで、桃の節句をイメージしたお飾りを作っていただきました♡
ミニボードには、小田原で入手したお雛様の和紙を貼って金墨で「春爛漫」と、デザイン文字を。
お茶の時間をはさんで、仮名のちらし書きと実用ペン字も少し。
欲張りな構成でしたが、お喋りを交えながら楽しいレッスンとなりました🍀
まずは、春爛漫を書いて頂くボードに、お雛様🎎のカットの入った和紙を貼ります
「春爛漫」の字の練習前に、書き方のポイントなどを指導。
デザイン性のある文字は、基本をおさえたうえで伸び伸びと楽しみながら。
手先だけ使うのではなく、身体全体を使って書く事を体験していただきました。
伸び伸び書くと、練習用の用紙に字が収まらない💦など、皆さん悪戦苦闘(笑)
何度も練習して、いよいよ本番❗
万葉集のちらし書きては、変体仮名を少し使ってみました。
現在、普通にひろく使用しているひらがなは、明治三三年(一九〇〇)小学校令施行規則で採用されたもの。変体仮名とは、それまでは普通に使用されていた字源またはくずし方を異にする仮名で、現在では主に書道で使われているものです。
この変体仮名を使うことで、仮名作品に表現の広がりを持たせる事ができるのです!
芸術性の濃いものを練習したあとは、実用性のあるペン字を使ったお手本もご用意しました。
仮名作品のお清書は、モモの花をあしらったカードに。落款を押す事で、一気に作品らしくなります♡
容器に菱餅をイメージして、緑、白、ピンクの順に砂を入れていきます。
意外とフラットにするのが大変😞💦
カラフルな水引や、レース、桃の花🌸、雛あられのような玉等などを使って、飾り付けです。

書家 岡本翠華

日本の伝統文化である「書」の魅力に魅せられて、未熟ながらも書道の可能性を追求すべく日々精進しております。

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